突然ですが、皆様は面接で応募者とどのようなお話をされていますか?

「当社(当店)を志望した理由はなんですか?」
「今までにどのようなお仕事の経験がありますか?」
「前職の退職理由は?」

気になることはいろいろありますよね。
しかし、頭のどこかに”面接とはこういうものだ”という固定観念はありませんか?

せっかく応募があっても連絡がつながらなかったり、面接を当日にキャンセルされるなど、応募者一名との面接の時間がとても貴重になっていると思います。

今回は、企業・応募者の双方にとって有意義な場にするため、ちょっとした工夫を凝らして面接を実施している企業様の事例をご紹介いたします。

 

A社様 プロフィール

業種:運送業
従業員数:30名

A社も、以前は面接の最初に履歴書を預かり、その内容をもとにこれまでの経歴や志望動機を聞くような”THE 面接“というやり方をしていたそうです。
そんなある日、社長は「この面接、あまり意味がないんじゃないかな…」と感じました。

というのも、預かった履歴書をもとに話を聞いても形式的な質問が続いたり
後になって「あぁアレも聞いておけばよかった…」と質問が漏れていたり
本当に知りたいことを把握できていないこともあったのだそうです。

そこで思いついたのが、独自のアンケート用紙を用意すること。
面接を始める前に5分ほど時間をとって応募者に記入してもらい、それを見ながら面接を進めます。

アンケート内容は以下のようなもの。

 

■月にいくらくらい稼ぎたいですか?

A社は普通車または軽自動車で法人向けの配達を行っています。
トラックの長距離ドライバーなどと比較をすると、勤務時間や日数は短く働きやすいものの、給与は少し低くなります。

そこで、率直に希望の給与を書いてもらうことによって、実際に入社した場合の給与イメージと本人の希望とすり合わせをしたり、あまりにもギャップが有る場合には納得の上で辞退ということも。

■体を動かすのは好きですか?

配達荷物は事務用品や日用品など。
鍛えていないと持てないような重い荷物はありませんが、運転だけすればいいわけではなく積み下ろしの作業もあります。
「のんびり運転していればいい」というイメージを持たれないよう、この質問から話を広げているそうです。

 

一見すると、普通に口頭で質問すればいいのでは?とも思えますが、何もないところから質問をして話を広げるのと、事前に記入された内容に目を通しながら詳しく話を聞くのとでは応募者から聞ける話が大きく違うのだそう。

この取り組みにより、A社では採用後の定着率が大きく向上しました。
採用前に応募者と会社でお互いの求めているものを、しっかりすり合わせることができた結果でしょう!

質問の内容を変えれば、どんな企業様にもご活用いただけるやり方ですので、よろしければぜひ独自アンケートの実施をお試し下さい!

 

さいごに

今回の情報が皆様のお役に立てば幸いです。
トラスト・プランでは、求人媒体のご提案だけでなく、求人市場のトレンドのご案内や採用ブランディングなど、お客様の採用実現に向け総合的にお手伝いいたします。

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