採用サイトやSNSに社員インタビューを掲載している企業は多いですが、「誰のインタビューを載せるか」によって応募数が大きく変わることをご存じでしょうか?
「この人は忙しいから別の人に…」「とりあえず空いている人に頼もう…」と、何となく決めてしまっていませんか?実は、戦略的にインタビュー対象者を選ぶことで、採用の成果は大きく変わります。
今回は、求職者のアンケート結果をもとに、効果的な社員インタビューの作り方を解説します!
アンケートから読み取る「求職者が本当に知りたい情報」
約5割が「一緒に仕事をする人」の話を求めている
株式会社アイデムが2025年6月に実施した「仕事探しに関するアンケート調査」によると、求職者が最も読みたい社員インタビューTOP3は以下がランクインしました!
求職者が読みたい社員インタビューTOP3
①一緒に仕事をすることになる人:49.0%
②パート・アルバイトで働く人:45.8%
③自分と同年代の人:31.3%
このアンケートでは、回答者の67.8%が現在パート・アルバイト勤務を希望している人ですので、第2位には「パート・アルバイトで働く人」がランクインしています(「中途入社した人」は正社員希望者では23.2%となっています)。
この結果から、求職者は「自分と同じ立場・属性の人」の話を聞きたがっていることが明確に分かります!
雇用形態・年代別で異なるニーズ
同じ「社員インタビュー」でも、求職者の雇用形態や年代によって、知りたい内容は大きく異なることがわかりました。
【雇用形態別】聞きたい相手が違う
パート・アルバイト希望者の場合
- パート・アルバイトで働く人の話を重視
- シフトの融通、働きやすさ、家庭との両立などを知りたい
- 同じ雇用形態で働く人のリアルな声が参考になる
正社員希望者の場合
- 中途入社した人の話を重視
- キャリアパス、教育体制、中途でも馴染めるかを知りたい
- 自分と同じように転職してきた人の経験談が響く
【年代別】関心のポイントも異なる
30代以下の場合
- そもそも色々な人の話を読みたいというニーズが少ない
- 必要最低限の情報を効率よく得たい傾向
- 動画やSNSなど、短時間で分かるコンテンツが効果的
40代の場合
- 人事・採用担当者、店長・上司になる予定の人への関心が高い
- マネジメント層の考え方、組織の方針を知りたい
- 長期的なキャリアや安定性を重視
このように、雇用形態や年代によっても、聞きたい相手が明確に違うことが分かります!
なぜ「同じ立場の人」が求められるのか?
求職者が採用サイトを見る理由は、「自分がここで働いたらどうなるか」をイメージするためです。
- 実際の業務内容は?
- 職場の雰囲気は?
- どんな人と働くことになるの?
- 自分でも馴染めそう?
こうした疑問に答えられるのは、経営者や人事担当者ではなく、実際に現場で働いている、自分と近い立場の社員なのです。
応募数を増やすインタビュー作成のポイント
1. 採用ターゲットを明確にする
効果的な社員インタビューを作るには、まず「誰に応募してほしいのか」を明確にすることが最重要です。
- 正社員の中途採用がメインなのか
- 40代のパート募集なのか
- 若手アルバイトを集めたいのか
- 特定のスキルを持った専門職を採用したいのか
ターゲットが曖昧なまま「とりあえず色々な社員を登場させる」と、誰の心にも刺さらないコンテンツになってしまいます。
2. ターゲットが共感できる社員を選ぶ
ターゲットが決まったら、その人が「話を聞きたい!」と思う社員を選びましょう。
選定基準の例
- 中途採用を強化したい → 中途入社3年目の社員
- 子育て中のパート募集 → 同じく子育て中のパート社員
- 若手の新卒採用 → 入社2~3年目の若手社員
- マネジメント志向の40代 → 店長や部門責任者
「忙しいから」「空いている人に」という理由で選ぶのではなく、戦略的に人選することが成功の鍵です。
3. リアルで具体的な内容を盛り込む
社員インタビューでは、ターゲットに合わせて内容は変えるべきですが、基本的には以下のような具体的な内容を盛り込むと効果的です。
盛り込むべき内容
- 1日のスケジュール(具体的な業務の流れ)
- 入社のきっかけ、決め手になったポイント
- 入社前と入社後のギャップ
- 仕事のやりがい、大変だったこと
- 職場の雰囲気、人間関係
- 今後のキャリアプラン
表面的な「やりがいがあります」「雰囲気が良いです」だけでなく、具体的なエピソードや数字を入れることで、リアリティが増します。
また、インタビューを行うときは雑談等も交えながらリラックスして受けられる環境を作りましょう。雑談から社員の人となりが分かったり、貴重なエピソードを思い出すきっかけを作れる場合があります!(インタビューを受ける人が緊張してしまうと、真面目な回答ばかりでリアルが見えてこない可能性があります…。)
4. テキストと動画を組み合わせる
最近では、テキスト記事だけでなく、動画形式のインタビューも非常に効果的です。
動画インタビューのメリット
- 社員の表情や話し方から、人柄や職場の雰囲気が伝わる
- 短時間で情報を得られるため、若年層に響きやすい
- SNS(YouTube、Instagram、TikTokなど)での拡散がしやすい
- 採用サイトだけでなく、会社説明会でも活用できる
テキストで詳細を伝え、動画で雰囲気を伝える。この組み合わせが、現代の採用活動では強力な武器になります。
5. 定期的に更新する
採用サイトの社員インタビューは、定期的に更新することが重要です。
- 古い情報のままでは、求職者に「この会社、採用に力を入れてないのかな?」と思われる
- 様々な社員を紹介することで、多様性や働きやすさをアピールできる
- 万が一退職してしまった場合、差し替える必要がある
- 会社として新しい取り組みを行った際に、それを踏まえたリアルな意見を採用コンテンツとして反映できる
最低でも年に2回は、新しいインタビューを追加することをおすすめします。
社員インタビュー制作サービスのご紹介
「社員インタビューを作りたいけど、ノウハウがない…」「忙しくて手が回らない…」そんなお悩みはありませんか?
当社では、採用に強い社員インタビュー制作サービスをご提供しています。
サービスの特徴
1. 丁寧なヒアリングで最適な人選をサポート
取材前に、採用したい人物像を丁寧にヒアリング。
「正社員の中途採用がメイン」なのか、「40代のパート募集」なのか、「若手アルバイトを集めたい」のか…
誰に届けたいかを明確にした上で、最適なインタビュー対象者をご提案してから実施します。
2. 取材・撮影・編集まで一括対応
- プロのライターによる取材・執筆
- 動画撮影も同時に実施可能
- 編集まで含めて納品するので、すぐに使える
「動画素材はあるけど編集が…」という悩みもゼロ。採用サイトやSNSにそのまま使える形で納品します。
3. 応募数アップにこだわった構成
ただの「社員紹介」ではなく、求職者の心に響き、応募につながる文章構成を意識して制作します。
- ターゲットが知りたい情報を的確に盛り込む
- 読みやすく、共感しやすい文章表現
- 動画が掲載できない求人媒体でも使える
こんな企業様におすすめ
- 採用サイトやSNSに社員インタビューを載せているが、応募が増えない
- 誰のインタビューを載せればいいか分からない
- 社内にインタビュー制作のノウハウがない
- 動画も作りたいが、撮影・編集のリソースがない
- ミスマッチによる早期離職を減らしたい
まずはお気軽にご相談ください。貴社の採用課題に合わせた最適なプランをご提案いたします。
まとめ:「なんとなく載せている」から「戦略的に届ける」へ
社員インタビューは、採用サイトの中でも特に重要なコンテンツです。しかし、「誰のインタビューを載せるか」を戦略的に考えている企業は、まだ多くありません。
社員インタビュー成功の3つのポイント
- ターゲットを明確にする:誰に応募してほしいのかを明確に
- ターゲットが共感できる社員を選ぶ:「忙しいから」ではなく、戦略的に人選
- リアルで具体的な内容を届ける:表面的な言葉ではなく、エピソードや数字で
インタビューコンテンツは、ただの情報発信ツールではありません。求職者との最初の出会いであり、入社後のギャップを防ぐ大事な接点です。
「なんとなく載せている」から「戦略的に届ける」へ。
社員インタビューを見直すことで、応募数の増加やミスマッチの削減につながります。採用サイトや採用SNSの改善を検討されている方は、まず社員インタビューから見直してみてはいかがでしょうか。
求人についてお悩みがありましたら、株式会社トラスト・プランへ!
お気軽にご相談くださいませ♪
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参考情報
– [株式会社アイデム「仕事探しに関するアンケート調査」PR TIMES](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001570.000002663.html)
(調査期間:2025年6月2日~7月5日、調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2025年6月1日~6月30日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人)


















